労働関連NEWS
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職種限定契約/配転は労働者同意が必要 使用者の権限認めず――最高裁
職種限定に関する合意があった場合における配置転換命令の違法性が争点となった裁判で、最高裁判所第二小法廷(草野耕一裁判長)は4月26日、違法と認定しなかった二審判決を破棄し、審理を大阪高等裁判所に差し戻した。職種限定契約下では、使用者に労働者の個別同意を得ず契約の範囲を超えた職種に配転を命じる権限が...
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14次防効果検証・災害発生企業の取組把握 再発防止指導を活用――厚労省
厚生労働省は、令和9年度までを取組み期間とする第14次労働災害防止計画で掲げた企業の取組み目標(アウトプット指標)が、災害減少などの数値目標(アウトカム指標)に結び付いているかどうかの効果検証を進める。企業での転倒防止対策などの実施状況と災害発生の関係性を明確にするため、事業場全体の取組み状況に加...
- 関与和解による終結倍増 コロナ禍収束が影響――都労委・令和5年不当労働行為審査
- 過半数代表の選出要項・誠実協議せず1週間で改正 不当労働行為と認定――大阪府労委
- 過労死等複数発生企業/本社に再発防止指導 改善計画作成求める――厚労省・今年度から
- 送検対象の事業場拡大か 監督指導業務で通知――厚労省
- 隣県意識せず最賃審議を 中小4団体が要望――日商など
- 運営方針・交渉担当者の評価配慮を 発注者へ継続要請――埼玉労働局
- 事業場外みなし・適用否定した二審破棄 高裁へ審理を差戻し――最高裁
- 自律的に「デジタル人材」へ 先進企業集め報告書――IPA
労働関連COLUMN
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~最旬!労働情報コラム~ vol,88
「2つの最高裁判決(協同組合グローブ事件・滋賀県社会福祉協議会事件)」
2024年4月、労働法に関する2つの最高裁判決が出ました。4月16日に第三小法廷で判決が言い渡された協同組合グローブ事件と、4月26日に第二小法廷で判決が言い渡された滋賀県社会福祉協議会事件です。 どちらの事件も争点は多岐に及んでいますが、最高裁での審理対象となったのは、協...
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~最旬!労働情報コラム~ vol,87
「育児介護休業法改正案の概要」
育児介護休業法の改正法案が本年3月12日に閣議決定され、同日、国会へ提出されました。現在、衆議院で審議中となっています。 今回の改正法案は、厚生労働省労働政策審議会雇用環境・均等分科会の2023年12月26日付け報告書「仕事と育児・介護の両立支援対策の充実について」に基づく...
- ~最旬!労働情報コラム~ vol,86「「多様な正社員」制度の普及促進」
- ~最旬!労働情報コラム~ vol,85「2024年の労働関係法令の施行・改正の見通し」
- ~最旬!労働情報コラム~ vol,84「今年の立法動向を振り返る」
- ~最旬!労働情報コラム~ vol,83「労働条件明示のルール変更への備え」
- ~最旬!労働情報コラム~ vol,82「これからの労働基準法制のあり方」
- ~最旬!労働情報コラム~ vol,81「精神障害の労災認定基準の見直し」
- ~最旬!労働情報コラム~ vol,80「地域別最低賃金―全国加重平均1000円超」
- ~最旬!労働情報コラム~ vol,79「LGBT理解増進法の成立と最高裁判決(国・人事院(経産省職員)事件)」