中部運輸局が今年10月に実施した貨物自動車運送事業者に対する集中監査結果で、運転者の健康状態などを確認する「対面による点呼の未実施」が急増し、違反率が全体の7割に上ったことが分かった。2年前に実施した前回の監査と比べ、約20ポイント伸びている。新型コロナウイルスを受けて対面での確認を怠ったケースがみられたほか、実際には電話で点呼をしていたが、点呼簿には対面で実施したと偽って記録するなど、悪質性の高い事案も発覚している。 提供:労働新聞社 (2021年12月6日)