香川・高松労働基準監督署は、ダンプトラックの荷台から乗車したままドラグ・ショベルを降ろそうとした労働者が、横転したショベルの下敷きとなって死亡した災害に関し、作業指揮者を定めていなかった土木工事業者を高松地検に書類送検した。地上に降ろしたバケットを支点にして荷台から直接降りようとしたもので、同様の方法はインターネット上の動画サイトにも多数上がっている現状にある。同種災害の発生を懸念する香川労働局は、注意喚起を図るためのリーフレットを作成して業界団体へ配布するなど、指導を進めている。
提供:労働新聞社
(2021年9月21日)