長野県は、技能労働者の処遇履歴や保有資格を業界内で統一し、処遇改善をめざす「建設キャリアアップシステム(CCUS)」の登録を促すため、9月から建設工事の総合評価落札方式において加点対象とする工事の範囲を拡大する。現在の予定価格8000万円以上を3000万円以上まで引き下げ、入札時に活用を誓約した事業者を優遇する。来年度からは入札参加資格付与期間を2年から3年に延長するのに伴って、資格申請時に事業者登録の有無や、技能者登録している労働者の割合に応じて加点する方式の採用も検討しており、さらなる普及拡大をめざしている。
提供:労働新聞社
(2021年8月25日)