労働安全衛生法違反による書類送検が大幅な増加に――東京労働局は、令和2年度の司法処理状況を明らかにした。墜落・転落などの危険防止措置をはじめとする安衛法違反が前年度(17件)の2倍超に当たる36件に達した。労働基準法関係違反は34件で、前年度の約1.5倍に増えている。同労働局は、「事案の対象者や災害の目撃者といった事実関係の照会先が多いなど、送検までに時間がかかるケースが多かった」と話しており、送検時期が同年度に集中したとみている。 提供:労働新聞社 (2021年7月12日)