福井地方最低賃金審議会は、百貨店、総合スーパーの特定最低賃金について、地域別最低賃金より10円高い840円とするよう、福井労働局に答申した。昨年は改正を見送り、結果として地域別最賃を下回っていたが、発効予定の12月下旬から再度、特定最賃が適用される見込み。今年度は繊維製造業や電気機械器具製造業など3業種も審議にかけられたが、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、いずれも改正していない。総合スーパーでは影響が小さく、売上げ増がみられることから、引き上げに至っている。
提供:労働新聞社
(2020年10月26日)