全国健康保険協会(協会けんぽ)は新型コロナウイルス感染症による経済悪化で、平均保険料率10%を維持しても、来年度から赤字に陥る可能性があるとする試算を明らかにした。リーマン・ショック時の実績を踏まえ、賃金の伸び率などで3つのケースを設定。最も経済が悪化するケースでは来年度から、最も改善するケースでも2025年度から赤字に転落するとした。料率10%は昨年度まで大幅な黒字となる水準だったが、料率を維持しても、赤字の回避は難しい状況となった。 提供:労働新聞社 (2020年10月5日)