自動車、電機、鉄鋼・造船など大手金属系メーカー労組の5産別でつくる金属労協(JCM・相原康伸議長)は12月2日、東京都内で第59回協議会を開催し、17年闘争方針を決定した。底上げや格差是正に力を入れた16年闘争と全体の枠組みは同じで、賃金については「3000円以上」の賃上げ(ベア)要求を行う方針。率換算だと1%だが、連合の基準(2%程度)に適う内容。大手・中小(正規・非正規)間の水準的開きを縮める一方、バリュー(サプライ)チェーン全体の付加価値循環運動も継続する。
提供:労働新聞社
(2016年12月12日 更新)