連合は、8月25日の中央執行委員会で16春闘総括を行った。定昇込みで5779円(2.00%)となった賃上げについては、3年連続達成した点を「今後につながる成果」と前向きに評価。最大の焦点だった底上げや格差是正についても、大手と中小の賃上げ水準のかい離が縮小したため「昨年までとは違う傾向を生み出せた」(神津里季生会長)とした。非正規労働者の時給を約17円引き上げた点では、初の平均800円台となった地域別の最低賃金審議に影響を及ぼし得たと評価している。
提供:労働新聞社
(2016年9月5日 更新)