企業における情報漏えいを防ぐには、従業員の帰属意識を醸成することが大事――経済産業省は、営業秘密など企業情報の漏えい防止対策を示した手引書「秘密情報の保護ハンドブック」を作成した。働きやすい職場環境の整備や公平な人事評価制度の運用を通じて企業への帰属意識や仕事に対する意欲を高めることが、従業員による漏えい防止に有効と指摘している。情報へのアクセス権の適切な管理も不可欠とし、人事異動時には情報を利用できる者の範囲を確実に変更するよう促している。
提供:労働新聞社
(2016年2月29日 更新)