平成27年の1人平均賃金改定額は、前年並みの5,282円に――。厚生労働省が100人以上の民間企業を集計した「賃金引上げ等の実態に関する調査(概況)」で明らかになったもので、前年比は28円増にとどまった。5,000人以上で1,200円増と大きく伸びた一方、それ未満の規模は軒並み微減している。所定内賃金に対する改定率は、1.8%から1.9%へわずかに上昇した。定昇制度がある企業でのベア実施率は、管理職で20.5%、一般職では25.0%となっている。
提供:労働新聞社
(2016年1月12日 更新)