連合は9月30日、組合役員と研究者の対話をまとめた初の書籍発刊(10月30日)を記念したシンポジウムを都内で開き、集団的労使関係の課題や関連の取組みなどを執筆陣が披歴した。労働組合組織率の低迷や非正規労働者の激増で集団的労使関係の意義が揺らぐなか、それでも労組が不可欠なことを書籍の記載に沿って示した。担い手は第一義的に労組としつつ、この日施行の改正派遣法令に盛り込んだ仕組みが、課題を残す過半数代表制を適正化する効果を新谷信幸総合労働局長が自負する場面もあった。
提供:労働新聞社
(2015年10月13日 更新)