厚生労働省が平成25年度からスタートさせた非正規雇用労働者を対象とするキャリアアップ助成金が、予定を大幅に上回る利用状況となっている。26年3月末までに、同助成金を利用するための条件となっている「キャリアアップ計画」の作成・認定企業数が約1万6000社に到達した。当初は1300社程度を見込んでいたもので、10倍以上の認定数に膨れ上がっている。同計画のうち9割近くは、非正規雇用労働者の正規・無期雇用転換の方針を打ち出している。厚労省は、「企業が雇用転換に前向きになり始めた」とみている。
提供:労働新聞社
(2014年8月4日 更新)