大手・中堅で「ベア」~好発進も格差拡大危惧――14春闘・JCM集中回答

自動車、電機、鉄鋼・造船重機、非鉄金属など大手金属メーカー各社の久方ぶりの「ベア」回答で幕を開けた14春闘だが、その成否は、中小・非正規の底上げがどこまで進むかにかかっている。第一のヤマ場となった3月12日の集中回答日は、電機の横並びベア2000円や自動車各社のベア回答が金属労協(JCM)のホワイトボードに並んだが、労働者の大半が働く中小企業の交渉はこれからが本番だからだ。JCMの一角を占めるJAMの中堅クラスもベアを引き出したが、それらも地場では大手。就業人口が最も多い300人未満クラスの交渉の行方次第では、好循環どころか格差拡大の危うさもはらむ。
提供:労働新聞社

(2014年3月24日 更新)

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