緊急医療 宿日直手当のみ半数――日本病院会

宿日直許可を受け、「緊急医療」を行う病院の半数が「宿日直手当のみ」、4割が「時間外割増との併給方式」で賃金を支払っている実態が、一般社団法人日本病院会(堺常雄会長)の調査で分かった。産婦人科医の時間外・休日手当に関する高裁判決により、「宿日直勤務は待機時間も含めてすべてが勤務時間」とする考え方が確定、宿日直手当に加えて実際の診察時間に時間外割増を支払う併給方式が否定されたため、実態把握に踏み切ったもの。通常労働扱いとなれば人件費が増大するため、診療報酬などで補う必要があるとしている。
提供:労働新聞社

(2014年1月14日 更新)

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