派遣と偽り労働者供給 IT企業に改善命令――東京労働局

 東京労働局(富田望局長)は、職業安定法で禁止されている労働者供給事業を行ったとして、IT企業で派遣元事業主の(株)リーディング・ウィン(東京都豊島区)に対し、労働者派遣法に基づく事業改善を命令した。同社は業務委託契約の下で他社の労働者を受け入れ、「労働者派遣契約」と称する契約を結んだ別の企業に送り出し、その指揮命令下で働かせていた。同労働局は、IT業では依然として職安法などに違反しているケースがみられるとして、今後も悪質な事業者に対する指導・処分を徹底するとしている。

 

提供:労働新聞社

(2024年07月22日)

 

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