令和4年度の全国健康保険協会(協会けんぽ)の傷病手当金の支給件数は31.1万件で、前年度の15.4万件から倍増していることが分かった。傷病別では半数近くを新型コロナウイルスが占め、精神疾患も前年度比で1割以上増えている。新型コロナについては、4年8月9日~5年5月7日までの間、医療機関のひっ迫を回避するため、医師の意見書がなくても保険者の判断で支給するよう厚生労働省が通知していた。支給総額は2割以上増加し、329億円となっている。 提供:労働新聞社 (2023年9月11日)