型枠の専門工事業者772社を会員に持つ日本型枠工事業協会(三野輪賢二会長)は、発注者や元請と契約する際の価格交渉ツールとして活用してもらうため、「型枠技能者のモデル賃金カーブ」の作成を進めている。建設技能者の資格や就業履歴を蓄積して能力レベルを評価する建設キャリアアップシステム(CCUS)を踏まえ、各レベルに到達する年齢を想定したうえで、18歳から65歳までの日給単価、年収を示すもの。国土交通省が今年6月に公表したCCUSのレベル別年収が実態を上回っていることから、会員調査を基により実態に近い水準を設定する。すでに作成した「たたき台」では、レベル1相当の18~20歳の年収を311万~354万円とし、レベル別年収の「低位」374万円より20万~62万円低くしている。
提供:労働新聞社
(2023年8月28日)