令和5年度の地域別最低賃金引上げ額の全国加重平均は過去最大の41円――中央最低賃金審議会(藤村博之会長)は、最低賃金引上げの「目安」について答申した。目安どおりに引き上げられた場合の上昇率は4.3%、全国加重平均額は1002円となり、初めて1000円を突破する。引上げ額は過去最大だった昨年の31円(3.3%)を大幅に上回った。昨年度の最低賃金引上げ以降の消費者物価指数の伸び率が4.3%と、最賃の伸び率を大きく上回ったことなどを重視している。 提供:労働新聞社 (2023年8月21日)