食料品製造業・残業月231時間超に 是正指導挟まず送検――八戸労基署

青森・八戸労働基準監督署(加藤秀樹署長)は、労働者12人を時間外労働の上限規制を超えて働かせたとして、食料品製造業の熊さん第三工場(株)(青森県八戸市)と同社代表取締役を労働基準法第36条(時間外及び休日の労働)違反の疑いで青森地検八戸支部に書類送検した。1カ月の最大の時間外労働は231時間15分に上り、12人中9人が100時間を超え、そのうち4人が200時間に達していた。朝6時半~翌朝5時45分まで働かせ、実労働時間が22時間15分に及んだ日もある。同労基署は定期監督で違反を確認し、労働時間があまりにも長すぎるとして、是正指導は挟まず送検した。

 

提供:労働新聞社

(2023年8月7日)

 

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