外国人技能実習生・月109時間残業させ送検 タイムカード偽装も――京都下労基署

京都下労働基準監督署(田中淳史署長)は、ベトナム人技能実習生1人に対し、時間外労働の上限規制を上回り、月109時間の残業をさせたとして、中古自動車小売業の(株)翼エンタープライズ(同府京都市)と同社常務取締役を労働基準法第36条(時間外及び休日の労働)違反の疑いで京都地検に書類送検した。同社は臨検に対し、違反を隠蔽するため、虚偽のタイムカードを提出した疑いも持たれている。同労基署管内では、昨年も実習生に関する上限規制違反の送検事案が発生している。

 

提供:労働新聞社

(2023年3月13日)

 

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