貨物運送業・拘束時間少なく装う 虚偽書類提出で送検――大垣労基署

岐阜・大垣労働基準監督署(中野正樹署長)は、是正報告の際に虚偽の労働時間関係資料を提出したとして、貨物運送業の(株)アキライン(岐阜県輪之内町)と同社代表取締役を労働基準法第104条(報告等)違反の疑いで岐阜地検大垣支部に書類送検した。同社は拘束時間が改善基準告示の範囲内に収まっているように装うため、始業・終業時刻などの集計表と点呼記録簿を改ざんしたほか、乗務記録表、タコグラフ記録のチャート紙、アルコールチェック記録の一部を抜き取って提出した疑い。同労基署は「乗務記録と入出庫時間が合わないなどの矛盾があった」とした。

 

提供:労働新聞社

(2023年2月20日)

 

一覧へ戻る