労災認定・外部研修で退職強要 労基署決定を覆す――大阪労働局・労災保険審査官

労働基準監督署の休業補償給付不支給処分を取り消す逆転裁決大阪労働局の労働者災害補償保険審査官が、学校法人追手門学院の職員2人がうつ病を発症したのは、外部コンサル会社による研修などを用いた退職強要が原因であるとして、労災認定を肯定していたことが分かった。同研修の受講者18人中3人がうつ病を発症しており、1人は労基署から労災認定を受けた。他の2人は発症時期が研修前であるとして、休業補償給付を不支給処分とされていた。審査官は「機能障害など症状が顕在化した時期(研修後)に発症した」と見直し、労基署の処分を取り消した。

 

提供:労働新聞社

(2023年1月23日)

 

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