安衛経費確保へ標準見積書 負担分配を明確化――国交省

国土交通省は、建設業における安全衛生経費の適切な支払いを促すため、安全対策に必要な項目や価格を示す「確認表」、「標準見積書」の様式を作成する方針を固めた。元請・下請間の契約時、経費の内訳や負担分配を明確にすることで、適正な支払いと安全衛生の向上につなげる。今年度中にワーキンググループを立ち上げ、足場の設置や解体、墜落防止措置などの安全対策を列挙した確認表の作成をめざす。確認表で工事に必要な対策を決め、元請・下請のどちらがどの項目の費用を負担するか明らかにするのが狙い。「標準見積書」は経費の内訳を明示するもので、工種別に様式を作成し、建設事業者へ広く普及を図っていく。

 

提供:労働新聞社

(2022年7月11日)

 

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