技能実習生・時給500円で働かせる 口裏合わせ隠蔽画策――岐阜労基署

岐阜労働基準監督署は、中国人技能実習生13人の基本給を月額9万円(時給約500円)とし、最低賃金を上回る額を支払わなかったとして、縫製業の(株)PROMODEと(株)Anchor、両社の代表取締役である夫婦の計2法人2人を最低賃金法第4条(最低賃金の効力)違反の疑いで岐阜地検に書類送検した。過去に臨検した際は、賃金台帳を改ざんし、実習生に口裏を合わせるよう指示していた。同労基署によると、同県の縫製業では同様の違反が頻発しているが、証拠隠滅が横行し、摘発が難航している。強制捜査や逮捕も辞さず、厳正に処罰していくとした。

 

提供:労働新聞社

(2022年7月4日)

 

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