厚生労働省は、今後の障害者雇用施策の充実強化に関する労働政策審議会障害者雇用分科会の意見書案を明らかにした。常用労働者100人超事業者を対象としている納付金制度における財政の安定化などに向け、一定要件に該当する際の調整金・報奨金の減額を提言している。たとえば調整金は、支給対象人数が10人を超える場合、超過人数分に対する支給額を現行の50%に減らす意向だ。納付金制度の適用範囲の拡大については、100人以下企業における障害者雇用の進展後に実施するのが適当とした。
提供:労働新聞社
(2022年6月6日)