北海道労働局は、すでに140枚以上を回収するに至っている「偽造」技能講習修了証について、広く注意喚起している。道内の建設業・代表取締役が登録教習機関を騙るなどして9年間にわたり発行していたもので、現在までに計62種類の技能講習および特別教育について、講習を行わずに修了証を交付していたことが判明している。偽造を周知するとともに、無効な修了証により法定職務に就いた場合は「無資格就業」の法律違反になるとして、回収への協力を呼び掛けている。北海道警察は、同代表取締役を有印私文書偽造の疑いで捜査を進めている。
提供:労働新聞社
(2021年10月4日)