資金移動業者活用 賃金振込へ二重の安全性確保 労基規則に要件明記――厚労省案

 QRコードなどを用いたキャッシュレス決済を事業とする「資金移動業者」の口座への賃金支払いに対する規制方針が明らかになった。労働基準法施行規則の改正により、賃金の確実な支払いを担保し、要件を満たす業者のみに限定する考えである。民間保険による保証、適時の兌換性確保、不正引出し対策・保証などに関する規定を同施行規則に盛り込み、要件を満たした場合に厚生労働大臣が指定する。業者破綻の際は、最大100万円を限度に保証する仕組みとする。

 

提供:労働新聞社

(2021年3月15日)

 

一覧へ戻る