京都府労働委員会は、ベトナム人技能実習生に労働組合脱退を干渉したうえ、団体交渉を拒否したとして、同府福知山市の縫製業者を不当労働行為と認定し、今後は行わないことを誓約する文書の手交を命じた。同社は第三者が実習生に署名させた脱退届を入手し、組合へ送付するために封筒への宛名書きを繰り返し迫るなどしていた。本人が返還を求めても応じなかったこと、組合加入以降は残業を命じなくなったことなども含め、同労委は支配介入に当たると判断している。 提供:労働新聞社 (2021年1月18日)