若者の早期離職を一概に否定すべきではない――厚生労働省の今後の若年者雇用に関する研究会は、当面の若年者対策の在り方について提言した。早期離職しても、転職先の満足度の方がすべての面で上昇しているのが実態で、定着よりキャリア形成に貢献するケースがあるとの見方だ。日本特有の「新卒一括採用」の慣行見直しについては、メリットとデメリットを配慮した上で環境整備を図るよう訴え、中立的立場を維持した。 提供:労働新聞社 (2020年11月9日)