中央労働委員会第3部会は、団体交渉の場において、訪問介護事業の(株)アンジュエトワルが事前承諾を得ずに録音したことが不誠実な団体交渉に当たるなどとして労働組合が救済を申し立てた紛争で、神奈川県労働委員会の初審に続き、不当労働行為に該当しないと判断した。組合による再審査申立てを棄却している。録音を禁止する明確な団交ルールがなかったうえ、録音は団交経験がなく組合の要求を正確に理解するためだったとした。 提供:労働新聞社 (2020年9月23日 更新)