国土交通省は、バス、タクシー、トラックなど自動車運送事業における運転中の脳血管疾患の発症を防ぐため、事業者による取組みの留意点をまとめた脳血管疾患対策ガイドラインを作成した。早期発見のためには専門的な脳検診の活用が重要であるとして、円滑な受診に向けた社内規程の整備を求めている。規程では検診対象者と実施頻度を明らかにするほか、脳血管疾患を理由に不当な扱いをしないこと、乗務の可否は運転者本人を含む関係者の意見を参考に総合的に判断することなどを定める。
提供:労働新聞社
(2018年3月19日 更新)