連合は11月27日、千葉県で開催した第71回中央委員会で16春闘方針を決定した。産業全体の底上げ・底支え、格差是正を最重視した方針で、月例賃金の引上げにこだわりながら、マクロ的な観点で2%程度を基準に引上げを求める。一律ベアの考えではなく、若年層や非正規労働者に厚めに配分することも可能な内容で、中小の基準は定期昇給相当分(賃金カーブ維持分)を含め「1万500円以上」とした。産業全体の底上げにつながる行動を大手に促した一方、中小にはより主体的な取組みを求める方針。
提供:労働新聞社
(2015年12月7日 更新)