05年に福知山線脱線事故を引き起こして以降、確率的に発生が避けられないヒューマンエラーを非懲戒とする方針を打ち出したJR西日本。事故の原因究明と再発防止が狙いだが、同社の労働組合=JR西労組が、「注意事象」も含むすべてのヒューマンエラーを懲戒やマイナス評価の対象から外す内容の提言をまとめ、制度化をめざした労使の議論が行われていることが分かった。警察事案となっても、社内上の処分は行わない方向で議論されている。11月9日にJR連合が開催した集会で報告された。
提供:労働新聞社
(2015年11月24日 更新)