労災かくしで6人送検――加古川労基署

兵庫・加古川労働基準監督署(田中隆一署長)は、労働者死傷病報告を速やかに提出しなかった1次下請の社員ら計6人を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で神戸地検に書類送検した。労働者が工事現場内で右手靭帯を断裂し約8カ月間休業する労働災害が発生したものの、1、2次下請が共謀して隠ぺいしていた。同労基署管内の建設業では労災発生件数は減っているものの、重篤な災害や労災かくしに対しては厳しく対処する方針である。

 

提供:労働新聞社

(2014年12月24日 更新)

 

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