人手不足の影響で長時間労働、賃金不払残業が多発していることが、埼玉労働局(阿部充局長)の介護施設に対する監督指導結果で分かった。労働時間、割増賃金を中心に労働基準関係法令違反が7割を超えている。割増賃金違反の多くは固定残業代を超える部分を支払っていなかったもので、違反率が前回調査の17%から35%へと大幅に増加した。労働時間違反の大半は36協定の超過によるものだった。介護労働者の確保が思うように進まず、業務量が増大していることが背景にある。 提供:労働新聞社 (2014年9月8日 更新)