開店準備に残業代払わず――桜井労基署

奈良・桜井労働基準監督署(尾形賢一署長)は、時間外に行わせた開店準備や閉店後の片付けに割増賃金を支払っていなかったとして、奈良県農業協同組合(JAならけん)と理事長、総務担当者など合わせて10人を労働基準法第24条(賃金の支払い)、同37条(時間外、休日及び深夜の割増賃金)違反の容疑で奈良地検に書類送検した。複数の店舗で始業前の掃除や朝礼などを労働時間に含めていなかったもので、過去10回以上にわたって是正勧告を行ってきた経緯がある。同組合は全店舗に対し調査を実施し、2億円近くに上る未払い分を支払っている。
提供:労働新聞社

(2014年7月14日 更新)

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