業界大手を含む中堅・中小クラスの賃上げ状況を本紙が探ったところ、「ベースアップ」で春闘交渉を終えた企業の平均妥結額は1500円ほどで推移していることが分かった。昨年、賃金カーブ維持で終わった同一47組合の平均は1350円となり、交渉のテーブルに着いた多くの労使が、経済の好循環に向け真摯な議論を交わした跡がうかがえる。電機1898円、機械金属1416円、流通2077円などとなり、長らく続いた定昇春闘とは一変、違った風景が広がりつつある。 提供:労働新聞社 (2014年4月2日 更新)