運送業・運行を虚偽報告し送検 定期監督時に発覚――鹿児島労基署

 鹿児島労働基準監督署(池濱輝生署長)は、令和5年10月の定期監督時に虚偽の内容を記載した帳簿書類を提出したとして、トラック運送業の(有)セーフティ・Jライン(鹿児島県鹿児島市)と同社代表取締役を労働基準法第101条(労働基準監督官の権限)違反の疑いで鹿児島区検に書類送検した。同社は実際の運行状況を記録した後、運行時間が長いドライバーがいないように見せるため、運行回数が多いドライバーの運行記録の一部を他のドライバーに付け替えていた。普段から修正が可能な“消せるボールペン”を使用していたが、改ざんの跡が残っていた。

 

提供:労働新聞社

(2025年04月07日)

 

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