人材開発助成金・不正受給/経費負担し虚偽申請促す 訓練提供会社を公表――東京ほか4労働局

 東京労働局(富田望局長)ほか4労働局は、人材開発支援助成金「人への投資促進コース」の不正受給に関与したとして、定額制訓練(サブスクリプション型)を提供するコンサルタント業のエッグフォワード㈱(東京都渋谷区)の事案を一斉に公表した。同社は、実質的に事業主の訓練経費を肩代わりする枠組みを考案し、事業主に虚偽の申請を行わせ、助成金を得た後でその一定割合を支払わせることにより、不当に利益を得ていた。5労働局で、計8件の申請に関して企業名公表したもので、うち3件が支給決定に至っており、不正受給の総額は約3000万円に上っている。

 

提供:労働新聞社

(2024年12月16日)

 

一覧へ戻る