マスク着用拒否者の懲戒有効 業務命令違反に該当――東京地裁

 コロナ禍におけるマスク着用の業務命令に違反した労働者に対する7日間の出勤停止処分の違法性などが争われた裁判で、東京地方裁判所(中井裕美裁判官)は懲戒を有効と判断した。東京都内のタクシー会社で運転者として働く労働者が訴えを提起したもので、乗客から複数回クレームが寄せられていた。同地裁は、同社は労働者が代表を務める労働組合との団体交渉で「着用は業務命令」と回答したうえで、全従業員にマスクを配布していたと指摘。労働者に業務命令という認識はあったと評価している。

 

提供:労働新聞社

(2024年02月13日)

 

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