福岡・北九州東労働基準監督署（甲田哲也署長）は、派遣した労働者が派遣先で休憩を与えられていないと知りながら、派遣を停止しなかったとして、人材サービス業の(株)ツクイスタッフ（神奈川県横浜市）と同社北九州支店管理者を労働基準法第34条（休憩）違反の疑いで福岡地検小倉支部に書類送検した。同労基署によると、同社は行政指導を受けて派遣先に改善を求めるなどしていたものの、労働者は8時間働いても途中で休憩がまったくとれない状態が続いていた。労基法に抵触している以上、「派遣を停止すべきだった」とした。派遣先は捜査上の事由で送検に至っていない。

提供：労働新聞社