運送業者・安全委員会開かず送検 管理者の巡視もなく――上田労基署

長野・上田労働基準監督署(森孝行署長)は、安全管理者に作業場の巡視などを行わせず、安全委員会も月1回以上開催していなかったとして、一般貨物自動車運送業のアート梱包運輸(株)(長野県東御市、従業員310人)を労働安全衛生法第11条(安全管理者)および第17条(安全委員会)違反などの疑いで、長野地検上田支部に書類送検した。令和4年7月、同社の倉庫内で労働者がコンテナを積み重ねて運搬していた際、コンテナが倒壊して下敷きとなり、腰椎椎体骨折の重傷を負う労働災害が発生している。同労基署によると、作業方法や設備に違反はみられなかったという。

 

提供:労働新聞社

(2022年11月21日)

 

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