最高裁判所事務総局は令和3年度の司法統計をまとめた。それによると、労働関係の第一審訴訟の新規受付件数は3645件で、前年度の3960件から315件減の大幅な落ち込みとなった。労働審判も3609件と、制度創設以来過去最高を記録した前年度に比べ、平年並みの水準に戻っている。新型コロナウイルス感染拡大による訴訟増加は一段落したとみられる。一方、処理件数は第一審訴訟が3854件(前年度2973件)、労働審判が3848件(同3755件)と、ともに増加している。
提供:労働新聞社
(2022年9月5日)