定期監督に対し虚偽陳述 現場で労災「ない」と――安芸労基署送検

高知・安芸労働基準監督署(八木剛署長)は、工事現場に定期監督の立入り調査を行った監督官に対し、「(この現場で)労働災害は発生していない」と虚偽の陳述をしたとして、工事の元請である(株)轟組(同県高知市)と同社の土木部副部長、現場代理人の1社2人を労働安全衛生法第91条(労働基準監督官の権限)違反の疑いで、高知地検に書類送検した。立入り調査の10日前に、クレーンの吊り荷が落下し、下請の職長が重傷を負う労災が発生していたことが、後の調査で発覚している。

 

提供:労働新聞社

(2022年8月16日)

 

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