―裁量労働制、フレックスタイム制度、ホワイトカラーエグゼンプション等―

現在政府では、新成長戦略に、仕事の成果に賃金を払い、残業代を支給しない「ホワイトカラー・エグゼンプション」制度の導入とともに、裁量労働制の適用対象の拡大等を盛り込んでいます。
　ここ最近の議論において、労働時間法制に関する話題には事欠きません。その代表格はホワイトカラー・エグゼンプションですが、それ以外にも裁量労働制、フレックスタイム制度においても活発な議論が行われております。裁量労働制は、実際に働いた時間に関係なく、事前に労使で定めた時間を働いたものとみなし、労働時間の配分等においては労働者に裁量があるとされるはずですが、実際には出退勤時刻が定められているなどの事例も存します（JILPT調査）。
　そこで、本例会では『「労働時間管理」の基本と実務対応』（労務行政）の執筆等、労働時間管理について詳しい弁護士の中井智子先生を講師にお招きし、こうした労働時間制度の最新動向とともに、現法制下におけるさまざまな問題点を実務に役立つ形で、改めてご解説いただきます。ぜひご利用ください。

【重要ポイント】最新の労働法制動向、現時点での労働時間を巡るトラブル対策　等