会場
第2677回「マタハラ最高裁判決の意義と今後の企業対応~労働者側の視点から」 新村響子氏(旬報法律事務所 弁護士)
―妊娠・出産を理由とする不利益取扱いをめぐる最高裁判決と企業のマタハラ防止の意義―
女性労働者が妊娠後に降格されたことを違法と判断した最高裁判決(広島中央保健生活協同組合事件、 最1小判平26.10.23)は、「マタハラ」とともに話題になりました。女性の活躍推進が国の重要政策である一方、働きながらの妊娠・子育てに不安を感じる女性労働者は依然として多く、妊娠出産をきっかけにした嫌がらせや、解雇、自主退職に追い込まれるといった事例も問題になっており、企業がマタニティハラスメントの防止に取り組む必要性も高まっております。
本判決は、妊娠・出産に係る不利益措置が男女雇用機会均等法違反とならないための条件に関し規範を示した画期的判断として注目されております。妊娠中の軽易業務、簡単な業務への転換を契機とした降格は原則として禁止だと判断し、 例外的に女性が自由な考えで同意をした場合や会社が業務上の支障があって、法の趣旨に反しないような特段の事情が存在するときだけ許されるといった今回の判断は、非常に踏み込んだ明示であり、企業実務においても留意しなければならなくなるでしょう。
本例会では労働者側の立場で多くの労働事件に携わり、女性の労働問題にも詳しく、また、マタハラNetの取組みもサポートされている弁護士の新村先生を講師にお招きし、今回の判決の意義とこれからの企業に求められる不利益防止やハラスメント対策等について解説をいただきます。ぜひともご利用ください。
【重要ポイント】最高裁判決の企業実務への影響、マタハラの背景とマタハラ防止の意義、これからの女性労働者の活躍推進における課題 等
講師紹介
新村響子 氏
旬報法律事務所 弁護士/マタハラNetアドバイザー
開催概要
会 期 | 2015年4月13日(月)15:00-17:00 |
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会 場 | MAP東京都新宿区高田馬場1-31-18 高田馬場センタービル3階 東京アプレイザルセミナールーム ※JR山手線・西武新宿線「高田馬場駅(戸山口)」より徒歩約3分 ※東京メトロ東西線「高田馬場駅(3番出口)」より徒歩約5分 ※東京メトロ副都心線「西早稲田駅(2番出口)」より徒歩約6分 |
参加費 | 法人会員様は5名様まで無料です。 非会員様ご参加の場合、お一人様12,960円(税抜き12,000円)となります。 |
注 意 |
- お申し込みの際、ご提供いただく個人情報は厳重に管理し、ご同意なしに第三者に開示、提供いたしません。また、セミナー等のご案内や連絡、訪問等の営業活動に際して利用させていただきます。
- 会場内での録音、配布した資料の複製・頒布は禁止させていただきます。
- 非会員様へは請求書を発行させていただきます。開催日前までのお支払をお願いいたします。
- 参加費は下記口座にお振込みください。お振込み手数料はお客様にてご負担下さい。
みずほ銀行 江戸川橋支店 当座預金 13016
口座名 株式会社労働開発研究会 - 参加費の払い戻しは原則としていたしません。ご都合の悪くなった方は代理参加をご考慮ください。