会場
第2676回「マタハラ最高裁判決の特殊性と今後の企業実務~使用者側の視点から」 峰 隆之氏(第一協同法律事務所 弁護士)
―妊娠・出産を理由とする不利益取扱いをめぐる最高裁判決を使用者側としてどう捉えるか―
女性労働者が妊娠後に降格されたことを違法と判断した最高裁判決(広島中央保健生活協同組合事件、 最1小判平26.10.23)は、「マタハラ」とともに話題となりました。妊娠中の軽易業務、簡単な業務への転換を契機とした降格は原則として禁止だとし、 例外的に女性が自由な考えで同意をした場合や会社が業務上の支障があって、法の趣旨に反しないような特段の事情が存在するときだけ許されるというのが今回の判断でしたが、妊娠・出産に係る不利益措置が男女雇用機会均等法違反とならないための条件に関し規範を示したことも注目されております。
1審・2審判決とも使用者側の主張を支持しており、最高裁ではその判断が覆された形となりましたが、女性労働者が自ら軽易業務への転換を求めたことが、自由意思によるものであったのか、企業の裁量の範囲はどこまでなのか等は、今後の企業実務にどの程度影響を及ぼすのでしょうか。
本例会では、経営法曹の峰弁護士を講師にお招きし、今回の判決の意味について使用者側の立場から解説いただくとともに、今後留意すべき点等についてお話しいただきます。ぜひともご利用ください。
【重要ポイント】今回の事案の特殊な点と今後の企業実務において注意すべき点、女性労働者の雇用管理をめぐる法的留意点や最近のトラブル事例 等
講師紹介
峰 隆之 氏
第一協同法律事務所 弁護士 /経営法曹会議幹事/東京大学法科大学院 客員教授
東京都出身
東京大学法学部卒業
東京電力(株)勤務を経て弁護士登録
司法修習44期
平成12年4月 海事補佐人登録(登録番号 第1840号)
平成15、16年度 東京都労政事業評価委員会委員
平成16年 日本看護協会看護賠償責任保険制度検討委員会委員
平成18年~ 第一東京弁護士会 労働法制員会 労働時間部会長
平成23年~ 経営法曹会議幹事
開催概要
会 期 | 2015年3月24日(火)15:00-17:00 |
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会 場 | MAP東京都新宿区高田馬場1-31-18 高田馬場センタービル 3F ※JR山手線・西武新宿線「高田馬場駅(戸山口)」より徒歩約3分 ※東京メトロ東西線「高田馬場駅(3番出口)」より徒歩約5分 ※東京メトロ副都心線「西早稲田駅(2番出口)」より徒歩約6分 |
参加費 | 法人会員様は5名様まで無料です。 非会員様ご参加の場合、お一人様12,960円(税抜き12,000円)となります。 |
注 意 |
- お申し込みの際、ご提供いただく個人情報は厳重に管理し、ご同意なしに第三者に開示、提供いたしません。また、セミナー等のご案内や連絡、訪問等の営業活動に際して利用させていただきます。
- 会場内での録音、配布した資料の複製・頒布は禁止させていただきます。
- 非会員様へは請求書を発行させていただきます。開催日前までのお支払をお願いいたします。
- 参加費は下記口座にお振込みください。お振込み手数料はお客様にてご負担下さい。
みずほ銀行 江戸川橋支店 当座預金 13016
口座名 株式会社労働開発研究会 - 参加費の払い戻しは原則としていたしません。ご都合の悪くなった方は代理参加をご考慮ください。