会場
【関西例会】「出向・配転・転籍をめぐる最近のトラブルと法的留意点/うつ病最前線 うつ病における客観的診断とこれからの治療法とは」
講師紹介
牟礼 大介 氏
弁護士法人大江橋法律事務所 パートナー 弁護士
1998年 東京大学法学部卒業
2000年 弁護士登録(53期)
2007年 ミシガン大学ロースクール(LL.M.)卒業
2008年 ニューヨーク州弁護士登録
現在 弁護士法人大江橋法律事務所所属(パートナー)
所属団体は経営法曹会議,日本労働法学会,International Bar Association(国際法曹協会),労働問題特別委員会(大阪弁護士会)等。
中川 晶 氏
大阪産業大学 教授/なかがわ中之島クリニック 院長
1952年京都の生まれ。
1977年大阪府立大学農芸化学科を卒業。同年大学院に進学。
1985年奈良県立医科大学卒業。
卒業後は大阪赤十字病院内科研修を終えて、大阪大学精神医学教室入局、専門は心療内科。
1995年なかがわ中之島クリニック開設。
2003年より大阪産業大学人間環境学部教授、精神科専門医、臨床心理士でもある。
2007年4月より9月末までロンドン大学キングズカレッジにて
Narrative Based Medicine(ナラティヴ・ベイスト・メディシン)の研究のため留学。
5年半にわたってサンケイ新聞のコラム(中川晶の生き方セラピー)を連載。
一般向け著書に以下のものがある。
「心理療法」1993.6朱鷺書房。「こころの癒し方」1995講談社。
「ココロの健康からだの医学 」1996.4フォーラム.A。
「やすらぎの見つかる心理学」1997.7PHP「心療内科医のメルヘンセラピー」2003.10講談社
「ムリせずラクに生きられる! 「嫌われるのが怖い! 」がなくなる本」2014.1.16大和出版など。
所属学会:日本保健医療行動科学会会長、日本心身医学会代議員、
日本心理臨床学会会員、日本精神神経学会会員など。
開催内容
第1部 13時15分から14時55分(予定)
出向・配転・転籍をめぐる最近のトラブルと法的留意点/講師:牟礼 大介 氏
―出向や配転の命令が人事権の濫用で無効となる場合とは―
経営環境の変化に応じ企業再編や業務選別化が進められ、人材の再配置が行われることは珍しいことではありませんが、近年はリストラを目的として労働者を不本意な部署に異動したり、子会社へ出向させたりする「追い出し部屋」が問題視され、厚生労働省が調査する等注目を集めるようになりました。25年11月には下級審判決で社員2名による出向命令無効の訴えが認められ、会社の出向命令は「人事権の乱用で無効」とされたことも記憶に新しいのではないでしょうか(東京地裁平25.11.12リコー事件)。組織再編にあたり「出向・配転・転籍」に関する正しい法知識は不可欠であり、誤った理解での対応は、労務コンプライアンス上、大きなリスクが生じる可能性があります。
今回は弁護士の牟礼先生をお招きし、最近の判例やトラブル事例をふまえ、留意すべき人材配置方法等について解説していただきます。
◆重要ポイント◆
実務における法的問題、出向や配転の命令が権利乱用で無効とならないための方策とは 他
第2部 15時05分から16時45分(予定)
うつ病最前線 うつ病における客観的診断とこれからの治療法とは/講師:中川 晶 氏
―うつ病診断の新検査方法とメンタルヘルス対策への活用の可能性 等―
今では誰でも知っている心の病ですが、いわゆる普通のケガなどと異なり客観的な判断ができないこともあって、その診断方法は、患者の訴えと医者の主観によるところが大きいものでした。一方、近年増え続けるメンタル疾患の労働者に対し、所詮は心の問題、根性不足といった偏見があるのが事実で、企業はどう対応していくか未だに難しい問題です。主治医の治癒の判断をどのように受け止めるかについては、確証が得られず苦労されている人事担当者も多いことかと思います。そこで近年、最後の砦であった精神医学でも研究が続けられ、診断や治療に客観的な結果の出る測定機器が用いられるようになってきております。実際に数値や画像などで「病気である」という判断が得られることで、病気に対し真剣に取り組まなければならないという動機にもつながることもあり、また客観的判断の助けや、詐病を見抜いたり、うつ病と 躁うつ病との判別ができ、正しい対応・治療につなげられるのではとも期待されています。
今回は、心療内科を専門とし活動されている中川先生をお招きし、最新検査法をはじめとしたうつ病の診断方法や治療方法、企業での対策への活用方法等についてご解説いただきます。
【※大阪開催は、東京に比べ、より短時間でポイントを絞った解説となります(東京開催3/18)。】
◆重要ポイント◆
ストレスの正体とうつ病、新たな検査法とメンタルヘルス対策への活用の可能性、病気が疑われる者に受診や治療を促すため必要な対応とは 他
開催概要
会 期 | 2014年4月16日(水) 13:15-16:45(13:00より開場いたします。) |
---|---|
会 場 | MAP大阪市中央公会堂 大会議室 大阪市北区中之島1-1-27 ※地下鉄御堂筋線・京阪電鉄「淀屋橋」駅下車 徒歩5分 |
参加費 | 法人会員様は5名様まで無料です。 非会員様ご参加の場合、お一人様12,960円(税抜き12,000円)となります。 |
注 意 |
- お振込み手数料はお客様にてご負担下さい。
- 参加費の払い戻しは原則としていたしません。ご都合の悪くなった方は代理参加をご考慮ください。
- お申し込みの際、ご提供いただく個人情報は厳重に管理し、ご同意なしに第三者に開示、提供いたしません。また、セミナー等のご案内や連絡、訪問等の営業活動に際して利用させていただきます。
- 聴講券等は発行しておりませんので直接会場までお越しください。
- 非会員様へは請求書を発行させていただきます。開催日前までのお支払をお願いいたします。