会場
第2669回「労働者からの情報取得と法的諸問題」
―健康情報はどこまで聞くことができるのか、裁判例等から許容範囲について考える―
東芝(うつ病解雇)事件(最二小平26.3.24)では、労働者が過重な業務によってうつ病を発症し増悪させた場合において,使用者の安全配慮義務違反等を理由とする損害賠償の額を定めるに当たり,「当該労働者が自らの精神的健康に関する情報を申告しなかったことをもって過失相殺をすることができない」と判示するなど、企業にとって大変厳しい判決が示されました。
企業にとって、労働者のプライバシー情報にどこまで踏み込んでいいのか、非常に難しい問題となっております。また、近時の行政の指導等では、採用選考過程において、労働者からのプライバシー情報を取得すべきではないというような表現もみられるところです。
労働者の健康情報、とくに精神疾患歴について、採用時にどこまで収集できるのか、また、その情報に基づく採否の判断、申告内容に虚偽報告があった場合など、人事労務管理上の諸問題について、弁護士の峰先生を講師にお招きし、ご解説をいただきます。ぜひともご利用ください。
【重要ポイント】企業は精神疾患の罹患歴を採用時にどこまで取得できるか 情報取得と法的問題 等
講師紹介
峰 隆之 氏
第一協同法律事務所 弁護士 /経営法曹会議幹事/東京大学法科大学院 客員教授
東京都出身
東京大学法学部卒業
東京電力(株)勤務を経て弁護士登録
司法修習44期
平成12年4月 海事補佐人登録(登録番号 第1840号)
平成15、16年度 東京都労政事業評価委員会委員
平成16年 日本看護協会看護賠償責任保険制度検討委員会委員
平成18年~ 第一東京弁護士会 労働法制員会 労働時間部会長
平成23年~ 経営法曹会議幹事
開催概要
会 期 | 2015年1月26日(月)15:00-17:00 |
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会 場 | MAP東京都千代田区一ツ橋2‐6‐2 日本教育会館 8F 第2会議室 ※地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅(A1出口)下車徒歩3分 ※地下鉄都営三田線神保町駅(A1出口)下車徒歩5分 ※東京メトロ東西線竹橋駅(北の丸公園側出口)下車徒歩5分 ※東京メトロ東西線九段下駅(6番出口)下車徒歩7分 ※JR総武線水道橋駅(西口出口)下車徒歩15分 |
参加費 | 法人会員様は5名様まで無料です。 非会員様ご参加の場合、お一人様12,960円(税抜き12,000円)となります。 |
注 意 |
- お申し込みの際、ご提供いただく個人情報は厳重に管理し、ご同意なしに第三者に開示、提供いたしません。また、セミナー等のご案内や連絡、訪問等の営業活動に際して利用させていただきます。
- 会場内での録音、配布した資料の複製・頒布は禁止させていただきます。
- 非会員様へは請求書を発行させていただきます。開催日前までのお支払をお願いいたします。
- 参加費は下記口座にお振込みください。お振込み手数料はお客様にてご負担下さい。
みずほ銀行 江戸川橋支店 当座預金 13016
口座名 株式会社労働開発研究会 - 参加費の払い戻しは原則としていたしません。ご都合の悪くなった方は代理参加をご考慮ください。